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河野太郎 閉ざされた飲食店 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

閉ざされた飲食店
作品番号 3083【兵庫県神戸市】
Restaurant

大擁壁と丘の形状を活かした空間配置

この土地、どう思われますか? 最初に連れてこられたときには、コンテナ倉庫が置かれた資材置き場でした。背後にそびえ立つ擁壁。前面に広がる景色。その隙間を縫うかのようにこの土地は存在していました。普通なら、前面に広がる景色を取り込んだプランとするのが定石かもしれません。しかし、私達が選んだのは、擁壁側に開いたカタチ。あまのじゃくなのではありません。高台にガラス張り建築(店舗)なんて、恐らく世の中に溢れています。
まあ、勿論夜景が素晴らしかったり、絶景が広がっていたりすれば、間違いなくそちらを向くのでしょうが。今回広がっていた風景は住宅街でした。あまり見ても面白くない風景といえます。それなら一層、風景に背を向けよう。中に何があるのか興味を湧かせるカタチにしよう。
それが、このカタチに辿りついた理由です。外部の風景が一切見えない中庭に向かって並ぶ店舗群。そこは一つの別世界となりました。いつしかプロジェクトチームの合言葉は、「口コミで広げる」となり、とことんコンセプトに忠実に取り組んだことが成功へと導かれた結果だと思います。

空間工房 用舎行蔵
河野太郎
TARO KONO

Data

作品番号3083
エリア兵庫県神戸市
規模・構造重量鉄骨造平屋建
敷地面積1802.95 ㎡
延床面積361.97 ㎡

中庭に向かって大きく開く鉄骨構造

外に閉ざされたこの建物は、外観とのギャップを最大限に発揮するため、内には大きく開放することを望まれました。そのため、必然的に構造は鉄骨造が採択され、各店舗全てが中庭に対して全開放できることを実現しました。中庭はこの建物と大きな擁壁に挟まれた空間になっています。巨大な人工物の狭間にあるこの中庭には人工池が作られており、一定時間置きに水面に霧が立ち込む仕掛けが施されており、幻想的な空間が演出されています。

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