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河野太郎 屋根の下の診療所 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

屋根の下の診療所
作品番号 3082【奈良県奈良市】
Clinic & Pharmacy

大屋根が生み出す内部空間

皮膚科診療の診療所と調剤薬局の建物です。診療所は、一般皮膚科と美容皮膚科の2つの目的を合わせ持つため、明確なゾーニングと異なる雰囲気作りを求められました。
1階には明るく清潔で、開放的な一般外来ゾーンを配し、2階には落ち着きのあるエグゼクティブな美容系ゾーンを配しています。これらを2層によるゾーニング計画としたため、当初はボリュームが大きくなり過ぎました。そこで、2階の外壁の一部を屋根にすることでボリュームを抑えることを考えました。その結果生まれたのがこの形です。ボリュームを抑えることが、特徴的な外観を生み出しつつ、建設コストを削減しています。さらには、大屋根による大庇が日差しを遮りつつ程よいプライバシーの確保ができ、光熱費の削減にも大きく貢献しています。
内部には、大屋根のスリット窓に唐紙障子が設置されており、昼夜の光に唐草模様が浮かび上がる仕掛けを施しています。
調剤薬局が併設されることを利用して、薬事法の医薬分業に則りつつ、患者様にとって最適な配置計画と動線計画を考えました。また、デザインを統一することで建物のボリュームが大きいなりにも景観への配慮にも繋がったと思います。

空間工房 用舎行蔵
河野太郎
TARO KONO

Data

作品番号3082
エリア奈良県奈良市
規模・構造木造2階建
敷地面積診療所 847 ㎡/薬局 217 ㎡
延床面積診療所 292 ㎡/薬局 81 ㎡
施工カネマルホーム

2階建ての平屋構造

大屋根であり、大庇であり、外壁である外観は、2階建でありながら、平屋建のような構造をしています。重心を低く抑えことを念頭に、構造的に安定した形状となるように、軸組みを考え、接合部にはピンを用いた建物形状に最適な工法を採用しています。建物の中心にEV棟を配し、単調になりがちなデザインに変化を持たせつつ、このEV棟を利用して構造的に剛性を持たせています。1階は連窓として、開口部を多く設けているため、コボットブレースという鋼製のブレース状の筋交を採用して存在感を抑えつつ、必要な耐力壁と開放性を確保しています。

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