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森吉直剛 東北沢の住宅 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

東北沢の住宅
作品番号 1072【東京都世田谷区】
Narrow housing

リビングに木の箱が浮遊する空間

都心の25坪の敷地に建つ住宅です。段状になった敷地そのままに、建坪率いっぱいの段上の床を設け、北側斜線が許容する範囲のコンクリートの壁を立てて、可能な限り最大のLDKを確保しました。その他必要諸室は、閉じた二つの木の箱の中に確保し、寝室、浴室、客間として機能を満たしながらも、コンクリートで覆われた空間に浮遊する木のオブジェのように存在させています。そして、二つの木の箱は屋根を突き抜けて立ち上がり、間にテラスが設けられています。寝室と浴室とこのテラスは、内と外が一体となった空間であり、下階のリビング空間とは違う経験ができる場所となっています。吹抜けの部分には、鉄骨の階段と廊下が配されて、トップライトからの光と、壁の開口からの風が通り抜けるようになっています。必要な諸室の箱とそれ以外に明快に分けて、それぞれに素材を与え、さらに全体を見渡せるようにすることによって、機能的かつ視覚的にも楽しいダイナミックな空間となっています。

森吉直剛アトリエ+増谷高根建築研究所
森吉直剛+増谷高根
NAOTAKE MORIYOSHI & TAKANE MASUTANI

Data

作品番号1072
エリア東京都世田谷区
規模・構造RC+鉄骨+木造 地下1階 + 地上3階建
敷地面積81 ㎡
延床面積131 ㎡

[Photo:nacasa and partners inc.]


安価な材で高級感を出す

二つの木の箱は安価なラワンベニヤで仕上げています。床のカリンフローリングと合った赤茶色に着色し、目地をきれいに通すことによって、美しい木目とシャープさが備わった高級感が演出できています。階段はスチールのフラットバーで開放的に作っていますが、その延長の廊下も同じ材料で製作し、同じようにスリットを設けることによって統一感をもたせました。

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