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角直弘 苦楽園の家 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

苦楽園の家
作品番号 3022【兵庫県西宮市】
Narrow housing

閑静な住宅地での狭小住宅

苦楽園口駅より徒歩15分、いわゆる閑静な住宅地に建つ。大きな敷地の多い中、比較的コンパクトな敷地面積の上、さらに風致地区のため外壁面の1.5M後退も義務づけられる。結果、都市型の狭小住宅を設計するように、許容建坪率いっぱいに床面積を設定し、建築面積不算入のバルコニーを目一杯張り出した計画とした。1.5メートル後退はなかなかにやっかいで、余った感の強い隙間になってしまいがちだ。そのスペースを日常空間とするべく、ほんの少しもったいぶったアプローチと庭、バックヤードとしての空間を設けている。開口部やルーバー、種々の壁を慎重に配置しながら、庭の緑が日常空間に取り込まれるよう、隣地との境界を切断している。
屋根は高度地区斜線にそった傾斜を持った切り妻とし、できるかぎりの空間体積を持たせている。外壁はレッドシダーの箱のまわりにモルタル掻き落としの壁とルーバーがはり付くような構成。
1階は回遊動線をもつ水回りと寝室。これに加えて自転車の整備を行うなど、趣味のスペースとして使用される玄関土間がある。ガラス張りのこの空間は庭と一体になり、垂れ壁やルーバーにより隣地の気配を感じることなく過ごす場所になる。2階はLDKが主に配され、南東側に開く阪神間の街並を遠望することができる。庭からのびるアオダモも頭をのぞかせ季節を感じさせる。

設計組織DNA
角直弘
NAOHIRO SUMI

Data

作品番号3022
エリア兵庫県西宮市
規模・構造木造2階建
敷地面積110.87 ㎡
延床面積87.45 ㎡

[Photo:冨田英次]


開口部と天井・壁・床との取り合いが重要

建蔽率が低いことから外構工事をどう造り、それをどうやって内部に取り込むが重要になる。取り込む=開口部が必要になるわけで、開口部と天井・壁・床との取り合い…魅せ方が重要になる。枠を「消す」こともデザインであれば「見せる」こともデザインである。機能(用)、用途(強)、デザイン(美)を慎重に見定めながら取り合いを決定していくのである。

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