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角直弘 Casa Verde 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

Casa Verde 御所西
作品番号 3021【京都府京都市】
Flats

軒下が垂直にかさなるマンション

軒庇が道路に深く突き出した通り。京都市内でもわずかに残された、そんな風景を持つ椹木町通で共同住宅を計画した。軒庇は違法でもなんでもなく、道路拡幅の際に残ったものである。道路拡幅にあわせ「軒切り」をしてしまい、プロポーションの悪い姿を残す町家も多いが、この通りは軒庇が残り、道路との境界をあいまいなままにしている。そんな通り沿いに鉄筋コンクリート造5階建、各階1室5戸のマンションである。京の景観の持つそんなプロポーションや歴史を傷つけるのは毎度心痛むが、やる以上はどうにかコンテクストを抱合させる方法を模索する。一方、施主の考えにより、立地的に公共交通至便なこと、近隣に日赤病院などの病院がたくさんあることなどから、ご年配の方を中心に入居をしてもらえたらとの計画になった。各室の道路側には大きな専用テラスというかバルコニーというか専有の屋外スペースがあり、屋外でのくらし…食事や園芸、菜園を楽しむ場所としている。軒下のようなもの、である。それを垂直に重ね、通りとの中間領域、すなわち町とマンションを接続するための装置としている。

設計組織DNA
角直弘
NAOHIRO SUMI

Data

作品番号3021
エリア京都府京都市
規模・構造RC造5階建
敷地面積200.11 ㎡
延床面積339.9 ㎡
施工かわな工業

[Photo:冨田英次]


軒を綺麗に魅せるのは難しい

軒を綺麗に魅せるのはいつも難しい。様々なディテールを工夫するが、予算と経年変化とのバランスを考えると、いつも迷いながらの設計になる。全体構成の一部ととらえるか、あくまで屋根や庇の軒先としてとらえるかでは、そのディテールデザインも随分と違ったものになる。ここでは全体構成の一部であると同時に京都のもつ歴史的デザインをほんの少し付加したいと思った。軒先のシャープさ、水切れの良さなどデザインと機能性の両立を目指している。

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