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高橋堅 姫宮の住宅 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

姫宮の住宅
作品番号 1045【埼玉県】
one‐story house

架構としての住宅

田園風景の中に建つRC造平屋建ての住宅です。周囲に広がる大らかな風景に、強い「かたち」がそぐわないように思え、コンクリートの架構そのもののような、あっけらかんとした空間をつくることを目指しました。風景の中に無理に異形の建築をつくるのではなく、シンプルな構成の中にこそ生まれる豊かな生活を求めたわけです。具体的には200 ㎡近い空間を覆う大屋根の架構と、その架構を支える壁だけがあるという単純な構成になっています。建物内部に入ると、各壁面に開いた大きな開口から広い敷地の緑だけが見えます。天井には大屋根を支えるために必要な梁が張り巡らされており、それがこの空間にリズムを与えてくれます。トップライトから取り込んだ光を拡散させることで、ワンルームの空間に柔らかな光のグラデーションが生まれます。明るさやそこから見える風景に応じて、生活における様々な行為を自由に選びとることが出来る住宅となっています。

高橋堅建築設計事務所
高橋堅
KEN TAKAHASHI

Data

作品番号1045
エリア埼玉県
規模・構造RC造平屋建
敷地面積1014.99 ㎡
延床面積171.30 ㎡
施工アーキッシュギャラリー

[Photo:阿野太一]


ヘアクラックを防ぐ膨張コンクリート

コンクリート打設後急速な水分蒸発が起きると、RC造の建築ではヘアクラックが生じる可能性が少なからずあります。コンクリートの性質上致し方のないことではあるのですが、打設時の冠水養生並びに型枠脱型後のシート貼りや水まきを丁寧に行うことで、ヘアクラックを極力出さないための施工監理を徹底しています。さらにこの住宅では、硬化時にコンクリートを僅かに膨張させる「膨張コンクリート」という材料を用い、クラックの発生を抑えています。内部の床仕上げ面となるコンクリートにも、断熱材と床暖パネルを敷き詰めた後、この膨張コンクリートを打設しています。シンプルな空間は施工の善し悪しがすぐに出てしまうため、こうした目に見えない施工上の工夫が大切になってきます。

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