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高橋堅 高輪の住宅 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

高輪の住宅
作品番号 1043【東京都港区】
Urban housing

中間領域のある都市住宅

この住宅は由緒ある寺社が点在する、港区高輪の南端に位置しています。周囲には古くからの住宅と新興のタワーマンションが建ち並び、ある種独特の風景が広がっています。こうした都市住宅においては、プライバシーを保ちながら採光と通風をいかに確保するかということが大きな懸案になってきます。この問題に正面から取り組むことを怠ると、一日中カーテンで閉ざされた住宅になってしまうからです。角地に建つこの住宅は、南側にバルコニーと外階段、北側に内部階段が配された平面計画になっています。光だまりとなる南北二つの中間領域から柔らかな光が室内にまわり、穏やかな風が通ります。南側の壁を二重にする事で熱負荷は軽減され、二枚の壁の開口のずれによって、道路からの視線も制限しています。外観はシンプルなコンクリート打ち放し仕上げとなっていますが、内部には表情のある珪藻土を施し、制約が多い住宅密集地において落ち着きと温かみ、そして空間の伸びやかさを同時に併せ持つ住宅になっています。

高橋堅建築設計事務所
高橋堅
KEN TAKAHASHI

Data

作品番号1043
エリア東京都港区
規模・構造RC造地下1階 + 地上3階建
敷地面積67.84 ㎡
延床面積150.55 ㎡(地上122.68 ㎡+地下27.87 ㎡)
施工アーキッシュギャラリー

[Photo:松尾勝司]


空間を決める躯体と家具の肌理

この住宅では、外部に面する壁には断熱材を吹きつけ、ボード処理をした後に調湿効果の高い珪藻土で仕上げています。一方断熱の必要が無い壁と天井はコンクリートを露出させ、それが部屋の雰囲気を決めています。コンクリートそのものが仕上げになるため、型枠・打設計画が重要になってきますが、特殊な器具を用いることでコンクリートが均質に打設できるように配慮しています。キッチン、家具もすべてオーダーで、中でもオールアルミ製の造付けの収納は、家具であると同時に居間に独特の存在感を与えています。露出するコンクリートの躯体や、造付けの家具の精度が内部空間の印象を左右することが多々あるため、設計とその施工には細心の注意が必要になります。

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