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呉屋彦四郎 南多摩病院救急医療センター 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

南多摩病院救急医療センター
作品番号 1015【東京都】
emergency medical service center

緊急災害時に対応できる病院機能

本計画では、リハビリなど慢性期医療を中心とする病院機能に加え、新たに急性期医療に対応できる機能も持たせて、地域医療の充実を図ることを目的とした。更に、緊急災害時に対応できる整備地域災害拠点病院の機能も確保するため、救急棟本体は免震構造により耐震性を確保した。さらに、エントランスモールと最上階の食堂・会議室のスペースには、災害時用の医療ガスコンセントを設置し、非常時用の診察スペースの確保を行っている。また建物外観は、北側を段々にセットバックすることで近隣住宅への日影の影響を軽減すると共に、住宅と病院のボリュームのバランスを図り、周辺の街並みに溶け込むよう計画している。厳しい日影規制や敷地形状と折り合いを取りながら、都市景観の眺望が良い高層階に充実したサービスの個室病棟を配置し、建築の持つ価値と医療の持つ価値を反映できる建物とした。建物はモノトーンでの色彩で統一し、新たにこの地に急性期医療機能を持って生まれかわる病院としてのイメージを主張し、地域の中核施設であり安心感を与えられる医療センターになることを目的とした。  

アトリエ9建築研究所
呉屋 彦四郎
HIKOSHIRO GOYA

Data

作品番号1015
エリア東京都
規模・構造RC造地下1階 + 地上8階建
敷地面積4,591.85 ㎡
延床面積14,730.46 ㎡


限られたスペースを最大限に利用した効率的な計画

既存棟の配置により増築棟(救急棟)の建設場所は制限を受けていた。本計画は敷地面積約4600㎡のうち残された約1200㎡に、既存棟約8500㎡に対して救急棟約6500㎡の大きな面積の増築を行っている。そのため有効な面積を確保するためにいくつかの工夫を行っている。エントランスとしての顔を設けるため、建物前面部分はキャンティスラブのカーテンウォール形状とし、足元を大きく開放し、車廻しスペース兼雨避けの歩行スペースとした。建物外周は公共の歩行スペースとして開放するために、地下1階部分での基礎免震とし、柱は2階スラブ下から基礎部分に向かって絞り込んだ斜め柱としている。そのため地上部分では歩行空間として広く開放でき、かつ2階より上部では大きく平面を確保できるようにした。またその地上開放部分は免震構造エキスパンションのクリアランスとして機能する。

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