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半谷彰英 tender concrete 建築流儀.comはアーキッシュギャラリーによる運営です

tender concrete
作品番号 2031【愛知県名古屋市】
Reinforced Concrete House

あたたかなコンクリート

名古屋の都心に建つコートハウスです。外観は木目がランダムに転写されたコンクリートの箱が浮かび、住居としてのプライバシーを守っています。その内側には、様々な部屋と中庭が点在し、外観からは想像のつかない伸びやかな空間が広がっています。
計画は、閉ざされた箱の中に、どのように光や風という環境の余白や、豊かな広がりを埋込んでゆくか、という作業でした。
中央に設けられた細長い中庭やゆったりとした階段ホールは、建物全体に光を導くと共に、様々な場所の視線を繋ぐ役割を持ちます。屋根に空けられた曲線状の穴は、冷たくなりがちなコンクリートの空間にやさしい影と光を落しています。 コンクリート住宅の持つ力強さの中に、住宅としてのあたたかさ、柔らかさが織り込まれた建築です。

半谷彰英建築設計事務所
半谷彰英
AKIHIDE HANYA

Data

作品番号2031
エリア愛知県名古屋市
規模・構造RC造2階建
施工アーキッシュギャラリー

[Photo:杉野圭]


ワインの熟成のように

現代では、コンクリート打放しの外壁というと、一般的にはツルツルピカピカの表情が採用される事が多いと思います。今回公共的な建物ではなく、住宅であることから、その表情は、柔らかくも荒く、住む人と寄り添うように変化、エイジングされてゆくものがふさわしいと思われました。
初期のコンクリート打放しの様な、長い時間が表情の中に刻まれる、古くて新しいコンクリートの表情です。施工時は、類似事例の施工者を探し出し、工事の現場監督、職人と類似事例の見学を行い、問題点の確認や製作者レベルでの情報の共有を行いました。また、1階の壁での試し打ちなど、お施主さんも含めた参加者全員での協同が行われました。
もともと、経年変化で汚れたときに味わい深くなる事を目指して採用された仕上げですが、ディテールを始め監督の指示が適切だった御陰で、数年を経た今日も新築時と変わらぬ綺麗さを保っています。嬉しい誤算はありますが、ワインの熟成のように何十年もかけてさらに味わい深い建築となって行くことを期待しています。

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